GitリポジトリにAWS CodeCommitを使用する
AWS CodeCommitを使用できるようになるまでの手順。
IAM(Identity and Access Management)の設定
グループの作成
IAM(Identity and Access Management)のダッシュボードから[グループ]を選択する。
[新しいグループの作成]を選択する。
グループ名を入力し[次のステップ]を選択する。
グループにアタッチするポリシーの一覧が表示されるのでCodeCommitポリシーのいずれかをアタッチし[次のステップ]を選択する。 CodeCommitポリシーについては以下の3つから選択する。今回はリポジトリに変更を加えるのでAWSCodeCommitPowerUserをアタッチした。
ポリシー | アクション |
---|---|
AWSCodeCommitFullAccess | CodeCommitのすべてのアクションを実行可能。 |
AWSCodeCommitPowerUser | リポジトリの削除以外のアクションを実行可能。 |
AWSCodeCommitReadOnly | リポジトリのプルのみ可能で内容を変更できない。 |
- 確認で表示される内容で問題がなければ[グループの作成]を選択する。
ユーザーの作成
IAM(Identity and Access Management)のダッシュボードから[ユーザー]を選択する。
ユーザー名を入力する。AWSアクセスの種類は[プログラムによるアクセス]を選択し[次のステップ:アクセス権限]を選択する。マネジメントコンソールへのアクセスが必要であれば[AWSマネージメントコンソールへのアクセス]も選択しておく。
ユーザーのアクセス権限を設定する。作成しておいたグループを選択し[次のステップ:確認]を選択する。
確認で表示される内容で問題がなければ[ユーザーの作成]を選択する。
作成したユーザーのアクセスキーIDとシークレットアクセスキーはGitリポジトリへのアクセスの際必要になるので控えておく。念のため[.csvのダウンロード]でアクセスキーが記載されたCSVファイルもダウンロードしておく。
CodeCommitの設定
リポジトリの作成
アクセス確認
- HTTPSでリポジトリに接続する。リポジトリ作成後に接続方法が表示されるので接続タイプに[HTTPS]、オペレーティングシステムに任意のOSを選択する。 リポジトリクローンを作成するステップに表示されるGitコマンドを実行後、リポジトリURLを指定してクローンを実行する。このとき、アクセスキーIDとシークレットアクセスキーの入力を要求される*1ので、ユーザー作成後に表示されていたアクセスキーを入力するとクローンが実行される。あとは通常のGitリポジトリと同様の手順で操作できる。
使ってみて
非公開リポジトリを使用したかったのでCodeCommitを利用してみたけど、 思うほど設定が面倒でなかったし、5人までで利用するぶんには無料枠内で運用できる*2ので、AWSユーザーでプライベートリポジトリを運用したい人には便利で良いサービスだと思う。
AWS CodeCommit
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